キーシン
ショパンの幻想即興曲を、また久しぶりに勉強しようかなと思い、spotifyでキーシンの演奏を聴いたのだけれど、とっても良かった。
聴いた後にググったら、キーシンは結婚したのね。安心したわ。(なに?急に上から目線。。)
留学中に、ザルツブルグ音楽祭で色々な巨匠たちの演奏を聴いたけれど、キーシンとブレンデルが私の中で圧倒的に心に残った。。
なんというか、舞台の上にピアニストはいて、ピアノを弾いているのだけれど、そこに存在はないのである。
彼らの魂は音楽の中に入ってしまっていて、その魂から聴こえてくる音楽の風景を客席から眺める。という感じ。。
何と表現したらいいかわからないけれど、あの時、あの場所にいて、彼らの音楽をライブで聴けて本当に良かった。。
神々しい。とは、あの時見た風景の事を言うのかと思う。。
キーシンをそのあと、私が日本に一時帰国をするときに、シャルルドゴール空港で目撃したのだけれど、キーシン、彼のお母さん、そして車いすに乗った先生と一緒だった。。
もうその時、彼は35歳ぐらいになっていたと思うけれど、まだお母さんや先生と一緒なんだ。。とびっくりした記憶がある。。
天才。って本当に大変なんだな。。とその時思った。。